とりあえず「ネットで日記」始めました

いまさらネットで日記なんて、90年代の感覚だ。個人の日常を垂れ流してどうする、という意見もあるだろう。正直、私もちょっとだけそう思う。

けど、ネット上で「見てもらえる作品を作らなきゃ」とか、「読まれるにはどうすればいいか」とか、いちいち考えるのはほんとにめんどくさい。

もちろん、面白くて読みやすい、親しみやすいものを創ったほうが、多くの人に見てもらえるし、共感してもらえることは理解している。

でも、そういうのをすっ飛ばして、思いつくままダラダラと日常や感じたことを書き連ねたい時だってあるんだー。平安時代だってそういう人が多かったはず。『蜻蛉日記』なんて、その典型だったのではないかと思う。「勝手に自分の思いを書き綴るだけだけど、ちょっとだけ周囲の人が読んでくれたらうれしいなー」みたいな。90年代のネットの日記(ブログではない)なんて、みんなそんな感じだった記憶がある。

実はnoteのアカウントもあるのだが、noteはなぜかハードルが高い。読まれることを意識して、ですます調の文体で書いているのも理由の1つかもしれない。ですます調って、私にとって「外向けの文体」という意識があるせいか、無理して書きました感がアリアリになる。その分、表現や内容にはものすごく気を配るようになるけどね。

でも、常にすました状態で、仕事でもないのに日々何かネタを発信できるかといえば、私にはちょっと無理なので。それよりも、「あれがおいしかった」とか「この本おもしろかった」とか、どうでもいい話をちょっとずつ書いていく方が面白そうな気がする。そんなの公開する意味がないかもしれないけど、それはさっき書いたみたいに、「勝手に書くけど、ちょっと誰かが読んでくれればうれしい」という感覚で、「これを伝えなきゃ!」「共感を呼ぼう!」という強い思いはまったくない。

noteの方は、ちょっとおすましした、仕事で感じる問題意識とかを発信する場になると思う。そのぶん、はてなで遊ばせてもらいますー。